台風12号で車が水に浸かった|水害車・冠水車

今回の台風12号では、多くの方が水害被害に遭われたようです。
被害に逢われた方々には心よりお見舞い申し上げます。


ボンネット上まで水に浸かってしまった。
エンジンは「ブスブス」いっているが、何とかかかるので、できれば乗れるようにしたい。

直したほうがいいか?直さないほうがいいか?

直す場合いくらかかるか教えてほしい。

との、お問合せをいただきました。

当社としては、「修理せず買い替えたほうが良い」とアドバイスさせていただきました。

お問合せの車は、10年以上経っている軽自動車でしたが、購入したばかりの新車であったとしても、同じことをお伝えします。

水がボンネット上まで浸かったということは、ほぼ全ての電気系統が壊れる可能性があります。

また、エンジンやミッション内にも水が入り込んでいると思われ、その状態でエンジンをかけたということは、水が全体に回ってしまったと推測できます。

さらに、シート類は、乾かしたとしても、後々嫌な匂いに悩まされたり、シートヒーターやパワーシートが付いていると、作動不良を起こしたりします。

水に浸かっても、セルが回りエンジンがかかる、パワーウインドウやその他の電気系統が使える、そうすると、一見、直したほうが良いように思います・・・・・が、

1年2年のスパンでみた場合、経済的負担は買い替えたほうが随分おさえられると思います。

修理される場合は、水がどの辺まで浸かったか、ということが重要です。

直す目安としては、シート上面(お尻の当たる部分)もしくは、座った状態でひざ上辺りまでだと思います。それでも、お車によっては買い替えたほうが良い場合があります。

稀に、「どこまで水に浸かったか解らない!」といった相談があります。

きれいな水で屋根上まで浸かった場合、このようにわかりづらいことがあります。

主に確認するポイントは、車検証などの紙類です。車検証は、水に濡れるとシワシワになりますので、もしシワシワになっていたらグローボックスまでは水に浸かったとみて良いでしょう。

水の浸かりが浅く、修理することを決めたら、湿気を逃がすためにガラスを少し開けてください。

そして損傷を広げないためにも1日も早く修理屋さんに出すといいと思います。

同じ地域内の修理屋さんですと、同じような問い合わせで混雑していると思いますので、少し離れた修理屋さんにお願いするのも、早期修復への早道だと思います。

車両保険に加入されている場合は、壊れている部分も、今後壊れる可能性がある部分も直すことができますので、ある程度の完全修復を望めます。

しかし、加入していない場合は、いま壊れている部分だけ直し、まずは乗れる状態にする。そして、後々壊れたらその都度修理して行くというのが基本になるかと思います。

車両保険に加入してなくて、
自費で直す場合、
「直したほうが良いか?直さないほうが良いか?」悩まれると思います。
もしも迷ったら、
何かいいアドバイスができると思いますので、どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
052-902-5566

冠水・水害についてはこちらでも詳しく紹介しております。よろしければご覧ください

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